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はじめに
お母さんから採血し、おなかの赤ちゃんの健康状態を調べるNIPT検査。ダウン症など、赤ちゃんが染色体異常を持っている可能性を調べることができます。NIPTは「認証施設」か「非認証施設」を選んで受けることになりますが、施設によって、調べられる項目やかかる費用はさまざまです。
他の出生前診断と比べて高い?
認証施設と非認証施設の費用の違いは?
格安NIPTって正しい結果はでるの?
など、NIPTにかかる費用についてさまざまな疑問をお持ちの方もいるでしょう。
それらの内容を解決できるように、こちらの記事でわかりやすくまとめました。
NIPTを検討されている方にとってご参考になりましたら幸いです。
NIPT検査費用はいくらかかる?
NIPT検査は自由診療のため、クリニックやプランにより異なりますが、おおよそ20万前後の費用がかかります。海外では保険適用されている国もありますが、日本では保険適用外のため基本的に全額自己負担となります。
検査費用の内訳👛としては、、、
・NIPT検査前後の遺伝カウンセリングの費用
・NIPT検査機関が出した結果を読み解く専門知識と経験をもった医師の人件費
・診察を行う遺伝専門医である医師の人件費
・採血するための費用や検体の輸送費
・検体の解析費用
などがあげられます。
費用が極端に安いクリニックでは、遺伝分野に強い医師が在籍していない場合もあり、染色体異常も単一の項目しか調べられなかったり、遺伝カウンセリングの用意がないことが多いため、避けた方がよいでしょう。
他の出生前診断との費用の違い
日本では2013年にNIPTが行われるようになりました。
リスクがなく安全で高い検査精度を誇るため、現在でははじめに受ける出生前診断としてNIPTを選ぶ妊婦さんがほとんどです。
NIPTが広まる前に日本で行われていた従来の出生前診断の検査費用はおおよそ以下の通りです。
NIPT検査 | 約20万前後 |
母体血清マーカー検査 | 約2〜3万円 |
コンバインド検査 | 約3〜5万円 |
羊水検査 | 約15万円 |
絨毛検査 | 約15万円 |
比較すると、NIPTが高額のように感じるかもしれませんが、検査の正確性やリスクの無さから、医師がはじめに薦める検査はNIPTが主流となっています。
他の出生前診断とは、費用以外ではどう違うの?
検査結果の正確性や、調べられる内容、また妊婦さんや赤ちゃんへのリスクがあるかどうかが異なります。
羊水検査や絨毛検査は確定検査のため、診断が確定できるというメリットはありますが、わずかながら流産のリスクがあるためはじめにうける検査としては避けたいところです。
検査 | 費用 | 調べられる内容 | 正確性 | 結果のリスク | |
非確定検査 | 超音波検査(エコー) | 5000円 | 赤ちゃんの大きさや発育 | ー | なし |
非確定検査 | 血清マーカー検査 | 3万円 | 21トリソミー(ダウン症候群)、 18トリソミー(エドワーズ症候群) 神経管閉鎖不全症の3種類 | 約80% | なし |
非確定検査 | コンバインド検査 | 5万円 | 21トリソミー(ダウン症候群)、 18トリソミー(エドワーズ症候群) | 約80% | なし |
非確定検査 | NIPT(出生前診断) | 20万前後 | 全染色体異常、性別・ 性染色体の数の異常、 微小欠失、部分欠失・部分重複 (※施設により異なる) | 13.18.21トリソミーに加え、約99% | なし |
確定検査 | 羊水検査 | 10~20万前後 | 全染色体異常、性別・ 性染色体の数の異常、 微小欠失、部分欠失・部分重複 | 13.18.21トリソミーに加え、約99% | 流産・早産のリスクあり | 0.5%
確定検査 | 絨毛検査 | 10~20万前後 | ターナー症候群、 トリプルエックス症候群、 クラインフェルター症候群など | 13.18.21トリソミーに加え、100% | ほぼ流産・早産のリスクあり | 1.0%
日本のNIPT費用は海外と比べて高い?安い?
2011年に香港で導入されてから、NIPTは世界中に広がり現在では60か国以上で行われています。
国によってNIPTの普及率や費用は異なりますが、日本ではNIPTは保険適用外で全額自己負担となりますので、海外と比べて費用がかかるともいえるでしょう。
アメリカでは妊婦の25ー50%がNIPTを受けていると言われています。保険適用されるため、かかる費用も比較的安価です。
フランスでは、NIPTは自由診療とされ、高額な費用がかかるためNIPT受ける方はとても少ない状況です。
イギリスでは国策として、女性の自主的選択の機会を与えるために全妊婦さんにスクリーニング検査の実施をすすめています。国民保険サービスとして、コンバインドテスト(※母体血清マーカーと胎児超音波検査を組み合わせたもの)が、全妊婦さんが受けられます。NIPTは保険適用外になり全額実費で高額ですが、それでも約25%の妊婦さんが受けています。
認証施設と非認証施設の費用の違いは?
日本でNIPTを受ける際は、「認証施設」か「非認証施設」を選ぶ必要があります。
※日本医学会連合が認可した施設のことを「認証施設」と呼び、認可を受けていない施設を「非認証施設」と呼びます。
費用の面では、「認証施設」か「非認証施設」ではほぼ変わりはありません。
異なる点といえば、「認証施設」が13,18,21トリソミーの3項目のみの検査に対して、「非認証施設」では全染色体検査・性染色体検査・微小欠失・部分欠損などより詳しく調べられることがあげられます。
認証施設 | 非認証施設 | |
調べられる項目 | 13,18,21トリソミーのみ | 全染色体異常、性別・ 性染色体の数の異常、 微小欠失、部分欠失・部分重複 | 13.18.21トリソミーに加え、
検査で分かる疾患 | ダウン症、エドワーズ症候群、パトウ症候群 | 劣性遺伝子疾患、優性遺伝子疾患、 性染色体異数性、微小欠失症候群 (※調べられる項目数は施設により異なる) | ダウン症、エドワーズ症候群、パトウ症候群、
誰でも受けられる? | 分娩予定の妊婦さんのみ受付 紹介状や夫婦同伴が必要な場合も 施設により35歳以上の年齢制限あり | 施設により、誰でも受検可能 紹介状不要 年齢制限なし 夫婦同伴不要 |
遺伝カウンセリング | ある | 遺伝カウンセリングがある | 施設により手厚い
遺伝専門医 | 在籍 | 確認が必要 | 稀に在籍がないクリニックがあり
通院回数 | 3回(事前カウンセリング、採血、結果説明) | 1回(採血のみ来院) |
結果までの日数 | 2週間程度(※施設による) | 数日から2週間程度(※施設による) |
かかる費用 | 15~20万程度 | 15~20万円程度 ※数万円の安価NIPTは注意が必要 |
赤ちゃんの健康状態をより詳しく知りたい方は、非認証施設が向いているでしょう。ただし、クリニックによって検査前後のカウンセリングが無い場合もありますので、事前によく調べる必要あり。
もっと詳細をお知りになりたい方は、下記の関連ページにも目を通してみてください。
▼認証施設と非認証施設の違いについてもっと詳しくしりたい方はこちら
オンラインNIPTと来院では値段は違う?
日本でNIPTを受けられる場所は「認証施設」と「非認証施設」のみになります。どちらも大都市や人口が多い街に集中しており、地方在住の方にとって、なかなか受けづらい状況になってしまっていますが、そんなお悩みを解消してくれるのが、オンラインNIPT。実施しているクリニックは限られるものの、日本のどこからでも、希望するNIPTクリニックで受検することが可能です。
では、オンラインNIPTと通常のNIPTでは、費用面の違いはあるのでしょうか?
結論からいうと、とくに違いはありません。対面でのカウンセリングなどを望まれる方には物足りないかもしれませんが、遠方の方は交通費の節約にもなりますし、オンラインでの受検が望ましいといえるでしょう。
▼オンラインのNIPTについてもっと詳しくしりたい方はこちら
過去と比べてNIPTの値段は上がってる?下がってる?
厚生労働省「令和3年人口動態統計」によると、2021年の出生数のうち35歳以上での出生数は24万3千人で全体の3割程度となっており、3人に1人の割合で高齢出産となっています。
NIPTを受ける理由としては、高年齢の妊娠であることが94.3%と大多数を占めています。
(※6年間72,526件の集計データ 出典 NIPTコンソーシアム)
高齢出産の妊婦さんの割合は年々上がっており、2013年にNIPTが日本で始められてから、受検者も増加傾向にあります。
そのため多くのNIPTクリニックが開業し、価格もクリニックによりさまざま。以前と変わらず20万前後での検査を行っているクリニックがある一方で、以前では考えられないくらい格安で行っている一部のクリニックも。しかし、格安でNIPTを行っているクリニックは避けた方がベストです。格安NIPTの問題点については、次の項目でお伝えします。
格安NIPTの問題点
NIPTが通常は20万前後の費用がかかりますが、一部で数万円などの格安価格でNIPTを行っているクリニックもあります。
検査精度に難があったり、アフターフォロー体制が十分でないなど問題も多く、結論としては避けた方がよいですが、格安NIPTの問題点について挙げてみます。
その1 十分な項目が検査できない
「認証施設」では13,18,21トリソミーの3項目のみの検査を行っています。「非認証施設」では全染色体の異数性や性染色体、部分欠損や微小欠失など詳細に調べることが可能ですが、格安NIPTではダウン症など単一の項目しか調べられないことも。
単一項目の検査で陰性がでたとしても、調べた以外の項目で陽性であったとしたら、そもそも調べる意味がありません。
最低でも全体の染色体異常の7割を占める、13,18,21の3項目の検査は必要だといえるでしょう。
その2 遺伝カウンセリングが受けられない
NIPT検査を受ける上で重要なのが、遺伝カウンセリング。
ところが、格安NIPTではそもそも遺伝カウンセリングの用意がないこともあります。その場合、検査の前に不安なことの相談や質問もできません。もしも陽性の結果がでた場合には、医師に相談もできず1人で悩みを抱えどうしたらよいか分からなくなってしまう妊婦さんもいるでしょう。
そのようなことを避けるため、NIPTを受ける際には必ず検査前後の遺伝カウンセリングの用意があるクリニックを選びましょう。
その3 NIPT検査の精度が危うい場合も
NIPT検査を行っている施設は沢山ありますが、どの施設で受けても同じではありません。
どのNIPT検査会社・NIPT検査機器を使っているか、また判定結果を読み解く専門知識と、多くの経験をもった医師が在籍しているかどうかが重要です。
遺伝子業界の最先端は日本ではなく、ヨーロッパやアメリカになります。
格安NIPTでは、検査費用や経費をなるべく抑えるため、海外ではなく国内の検査機関を用いたり、遺伝分野に強い経験豊富な医師を雇用するには経費がかかってしまうため、医師免許は持っていても、皮膚科や内科などの医師しか在籍していない場合もあります。
NIPTはママと赤ちゃんの人生に関わる大切な検査です。後悔のないよう、信頼できるNIPTクリニックを選びましょう。
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NIPTについて、もっと詳しくお知りになりたい方はコチラ▼の記事もぜひご覧ください。