妊娠7週でもNIPT(出生前診断)は受けられる?メリット・デメリットや注意点についても解説

妊娠7週NIPT

*当サイトはアフィリエイト広告を利用しています

ダウン症などの疾患は通常の妊婦検診だけでは分かりません。赤ちゃんが染色体異常の疾患を持っているかの可能性を調べられるのがNIPT検査になります。

妊娠7週ならNIPT検査って出来るの?

元気に育っているか不安…赤ちゃんの様子を早く調べてほしい

という妊婦さんもたくさんいらっしゃるでしょう。
結論からいうと、NIPTは妊娠7週でも検査可能です。ただし妊娠早期のNIPTには、「検査の正確性」など注意が必要な場合もあります。早期NIPTをご検討の方にぜひ読んでもらいたい内容をまとめました。

目次

NIPTはいつから調べられる?

6週NIPT 1

NIPT検査はいつから受けられるの?クリニックによって調べられる時期は変わるの?

はい、クリニックによって異なります。
認証施設の多くは妊娠9週~一部の非認証施設では6週から検査を受け付けています。

認証施設非認証施設
いつから調べられる?ほぼ9週~7週~可能なクリニックも
7週からNIPT可能なクリニック🏣比較
調べられる項目13,18,21トリソミーのみ13.18.21トリソミーに加え、
全染色体異常、性別・
性染色体の数の異常、
微小欠失、部分欠失・部分重複
検査で分かる疾患ダウン症、
エドワーズ症候群、
パトウ症候群のみ
ダウン症、エドワーズ症候群、パトウ症候群に加え、
劣性遺伝子疾患、優性遺伝子疾患、
性染色体異数性、微小欠失症候群
(※調べられる項目数は施設により異なる)
誰でも受けられる?妊婦検診受検や、
分娩予定の妊婦さん

のみ受付
(※施設により)
紹介状が必要な場合も
夫婦同伴が必要
施設により35歳以上の年齢制限あり
誰でも受検可能
紹介状不要
年齢制限なし
夫婦同伴不要
遺伝カウンセリングある施設により手厚い
遺伝カウンセリングがある
遺伝専門医在籍稀に在籍がないクリニックあり
※確認が必要
通院回数3回1回
結果までの日数2週間程度(施設による)数日から2週間程度(※施設による)
かかる費用15~20万程度15~20万円程度
※数万円の安価NIPTは注意が必要
NIPTの「認証施設」と「非認証施設」の比較

認証施設が9週からNIPTを受けつけている理由って?

6週NIPT 2

NIPT検査は、お母さんの血液内に存在している赤ちゃんのDNAを調べて、赤ちゃんが染色体異常を持っている可能性を調べます。

妊娠初期だと、お母さんの血液内にある赤ちゃんのDNA量がまだ十分ではなく、正確な結果を出すことが難しいとされています。そのため、認証施設では9週からのNIPTを受け付けているクリニックがほとんどです。

妊娠6週目から胎盤を通して赤ちゃんのDNAがお母さんの血液中に流れ始め、妊娠週数が進むにつれ血液中の赤ちゃんのDNA量が増えていき、妊娠14週目以降はほぼ一定になると言われています。

7週からNIPTで調べられる?

NIPT7-3

一部の非認証クリニックでは、6週から調べられると書いてあるけど…

世界最先端のNIPT検査機関を用いているクリニックでは、6週から検査可能です。
それぞれのクリニックで、異なるNIPT検査機関や検査機器を用いているため、早期NIPTを受けようと検討中のクリニックの検査機関や検査機器をチェックしてみましょう。

胎盤やへその緒の形成がはじまった妊娠3~4週目の時点でも、赤ちゃん由来のDNAがお母さんの血液に流れ出しているでしょうが、検査をするには微量すぎます。そのため、早期検査可能なクリニックでも6週以降にNIPT検査を行っています。

日本は残念ながら、遺伝子分野においては後進国です。
ヨーロッパやアメリカなど、遺伝子分野の最先端の技術を持つ海外の検査機関を用いているクリニックを選びましょう。

なぜなら、日本のNIPT検査機器はすべて「研究用」研究用の検査機器では、妊娠早期には正確な結果を出すことが難しいためです。海外のNIPT検査機器は「医療用」を用いており、妊娠早期から正確な検査結果を出すことが可能です。

▼NIPT検査機関と検査機器についてもっと詳しく

あわせて読みたい
NIPT受けるなら絶対チェック!NIPT検査機器「医療用」と「検査用」の違い *当サイトはアフィリエイト広告を利用しています   「医療用」NIPT機器 「研究用」NIPT機器 結果の正確さ◎ △ 結果検査値が正常か異常かの基準...

7週からのNIPTで2回検査する理由って?

NIPT7-4

早期NIPTで2回検査ができるクリニックもあるの?

NIPT検査は基本的に1度受ければOKです。
早期NIPTで2回検査をしている場合、
検査精度が正確ではない場合も多い
ため注意しましょう。

NIPT検査では、基本的に1度の妊娠で2回受ける必要はありません。
(※ごく稀に起こる、判定不能や溶血などの再検査が必要な場合は除く)

早期NIPTを行うクリニックで、2回検査を行っている場合、初回の検査では検査精度が充分ではなく正確性に欠けるため、
10週以降に再度検査を行っているところがほとんど
です。

えっそうなんだ…2回も受けられてお得だと思ってた…

一部の非認証施設では、妊娠4週目から検査可能とうたっているクリニックもあるようです。
内情は、1回目の結果は参考値である場合がほとんど
正確な結果を知りたいなら2回検査を受ける必要があります。

ところが、このようなNIPT業界の内情は通常知られていません。
そのため1回目の検査では問題がなかったため2回目を受けなかったり、
体調不良などで受けずにそのままにしてしまう方も少なからずいらっしゃいます。

そうした場合、正しい結果を受け取ることができず、大きな問題です。

早期NIPTで2回NIPTをうたっているクリニックでは、2回目も必ず受ける必要あり。

NIPT検査を1回ですませたいなら、海外のNIPT検査機関「医療用」の検査機器を用いている検査精度の高いクリニックを選びましょう。

7週からのNIPT検査、結果は正確なの?

NIPT7-5

海外の検査機関や「臨床用」のNIPT検査機器を使っているなら、7週からのNIPTでも正確な検査結果がだせます。

国内の検査機関が用いている「研究用」のNIPT検査機器では、残念ながら早期NIPTでは正確な結果は期待できません。なぜなら、研究用NIPT検査機器ではお母さんの血液内に赤ちゃんのDNAがまだ全く含まれていなかったとしても検査結果が出てしまうためです。
早期NIPTを検討される妊婦さんはくれぐれも、そのクリニックの検査機関や検査機器のチェックを忘れないようにしてください。

▼NIPT検査機関と検査機器についてもっと詳しく

あわせて読みたい
NIPT受けるなら絶対チェック!NIPT検査機器「医療用」と「検査用」の違い *当サイトはアフィリエイト広告を利用しています   「医療用」NIPT機器 「研究用」NIPT機器 結果の正確さ◎ △ 結果検査値が正常か異常かの基準...

妊娠7週でNIPTを受けるメリットとデメリットは?

NIPT7-6

早期NIPTにおけるデメリットとして、流産があります。
全体の約15%、妊婦さんのうち6~7人に1人は残念ながら流産されています。

※妊娠週別よる流産の確率
妊娠5~7週の期間に全流産の22~44%
妊娠8~12週に34~48%
妊娠13~16週では6~9%
12週未満の流産である「早期流産」が約8割以上占めているため、NIPTを受けたのに、その後流産してしまったという妊婦さんもいるようです。

早期NIPTを受けることで早い時期に赤ちゃんが状態を調べられ、安心できるというメリットはありますが、早期NIPTを行っているクリニックの中には結果の正確性に欠ける場合もあるため、NIPTクリニック選びには充分な注意が必要だといえるでしょう。

NIPT検査のスケジュールについて注意点

6週NIPT 7


NIPTは「非確定検査」です。そのため陽性結果がでた場合は「確定検査」を受けて、診断を確定する必要があります。「確定検査」である羊水検査は、受けてから結果が出るまでは2、3週間前後。中絶も視野に入れている方は、日本の法律では妊娠22週未満までになります。

NIPTは妊娠中期でも受検できます。しかしその後の検査の流れなどを考えると、おおよそ14週頃までには受けておいたほうが安心でしょう。早期NIPTでは、今後のことを余裕をもって検討できます。

妊娠7週のNIPT まとめ

NIPT7-8

妊娠7週のNIPTは可能

国内「研究用」のNIPT検査機器を使用しているクリニックでは、
 早期NIPTの結果精度に難あり😱
 ⇒ 正確な結果がでる、海外「医療用」NIPT検査機器を使用しているクリニックを選ぼう

妊娠早期は流産のリスクあり
 赤ちゃんの心拍確認ができてから受けるのがオススメ
 ⇒ NIPT検査前に当日エコーで心拍確認をしてくれるクリニックもあるため、事前に確認してみよう。

▼「NIPTはいつから受けられる?」についてもっと詳しく

あわせて読みたい
NIPT(出生前診断)はいつから(何週)から受けられる? *当サイトはアフィリエイト広告を利用しています 【はじめに】 お母さんから採血し、おなかの赤ちゃんの染色体異常の可能性を調べられるNIPT検査。ダウン症などの疾患を...
妊娠7週NIPT

この記事が気に入ったら
いいねしてね!

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
目次
閉じる