【福井】徹底比較！2025年NIPT（出生前診断）編集部おすすめクリニック/費用/アフターケア/口コミ

本記事では、福井県内のNIPTクリニックの選び方と、おすすめのNIPTクリニック（認証施設・非認証施設）をご紹介します。『NIPTで失敗したくない！』という方はぜひご参考にしてください。

日本海に面し、海の幸が豊富な福井県は、恐竜化石発掘や眼鏡産業で知られています。そんな福井県でどのクリニックを選べばよいか迷われている方に、この記事が、ベストなNIPTクリニックを選ぶためのお手伝いになれば幸いです◎

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NIPT検査とはなに？

NIPT（新型出生前診断）は妊娠の早期段階で、胎児に染色体異常があるかどうかを調べるための検査方法です。

主に対象となるのは

• 21トリソミー（ダウン症）
• 18トリソミー（エドワーズ症候群）
• 13トリソミー（パトウ症候群）

などの染色体疾患です。

母親の採血のみで高精度な結果を得られるため、エコーやNT検査と比較して身体への負担が軽いことが特徴です。ただし、NIPTはあくまで「非確定的」な検査であり、すべての先天的な疾患が分かるわけではありません。

そのため、陽性の結果が出た場合は羊水検検査などの確定検査を行う必要があります。検査を検討する際は、遺伝カウンセリングが整った信頼できるクリニックを選び、十分な情報を得てから判断することが大切です。

	非確定検査	非確定検査	非確定検査	確定検査	確定検査
検査名	NIPT（出生前診断）	コンバインド検査	母体血清マーカー検査	絨毛検査	羊水検査
実施時間	９～10週以降	11～ 13週	15～18週	11～14週	15～16週以降
検査の対象	ダウン症候群 18トリソミー 13トリソミーなど	ダウン症候群 18トリソミー	ダウン症候群 18トリソミー 開放性神経管奇形	染色体疾患全般	染色体疾患全般
感度	99％	83％	80％	100％	100％
結果報告までの期間	1～2週間	2週間程度	2週間程度	2～3週間	2～3週間
リスク・留意点	なし	なし	なし	流産・死産のリスク（1/100)	流産・死産のリスク（1/300)

NIPT検は、母体から採血した血液を分析し、胎児に染色体の異常がないかどうかを調べる検査です。特に高齢出産の場合や染色体異常のリスクが高いとされる方に多く選ばれています。

ただし、NIPTの結果が陽性であっても、必ずしも胎児に異常があるとは限りません。正確な診断には、羊水検査などの確定的な検査を追加で行うことが推奨されます。

検査を行う前に、医師や遺伝カウンセラーから十分に説明を受け、自分や家族が検査結果をどのように受け止めるかを慎重に考えることが大切です。

また、NIPTの検査費用は病院やクリニックによって異なるため、具体的な料金については各医療機関に直接問い合わせて確認すると良いでしょう。

NIPT検査費用は？

NIPT検査は保険が適用されず、費用はすべて自己負担となります。料金相場は約10〜30万円と幅があり、施設の規模や地域によって異なります。

NIPTは妊婦さんの血液のみで胎児の染色体異常の可能性を調べられる、安全性が高く精度に優れた検査方法です。利便性と安心感から近年広く利用されていますが、東京都心部の大規模施設では20万円以上かかることも多く、一方、地方の医療機関では15万円程度の場合もあります。

具体的な費用については、事前に医療機関へ直接問い合わせて確認するのが確実です。

NIPT	15～30万円
コンバインド検査	3～5万円
母体血清マーカー検査	2～3万円
絨毛検査	10～20万円
羊水検査	10～20万円

病院選びをする際に、費用だけにこだわるのは避けましょう。

NIPT検査は赤ちゃんの健康を左右する重要な検査のため、十分なカウンセリングを行っている、信頼できる医療機関を選ぶことが大切です。検査を検討している場合は、まずかかりつけの産婦人科や専門医に相談すると良いでしょう。

NIPT検査はどんな種類があるの？

NIPT検査では、胎児の染色体の異常を調べることができ、主に3種類の疾患が対象です。

日本医学会の認証を受けた施設では、主にダウン症候群（21トリソミー）、エドワーズ症候群（18トリソミー）、パトウ症候群（13トリソミー）の検査が行われます。一方で、認証を受けていない施設では、これら以外にも幅広い染色体異常の検査を提供していることがあります。

	認証施設	非認証施設
金額	約20万円	約5万円
受けられる検査内容	18トリソミー 13トリソミー 21トリソミー	18トリソミー 13トリソミー 21トリソミー 微小欠失検査 全染色体検査など
受診の条件	出産時の年齢が35歳以上 染色体異常の陽性反応があった場合 染色体異常の子どもの妊娠、または出産歴がある場合 遺伝による染色体異常の可能性がある場合	特になし。35歳未満でも受診可能

検査を希望する場合は、専門医による十分な説明やカウンセリングを受けることが重要です。特に、多くの項目を検査できる施設では、結果の解釈やその後の対応について丁寧に説明してくれるところを選ぶと安心です。

ダウン症候群（21トリソミー）

ダウン症候群とは、通常より染色体が1本多い状態で生まれることを指します。染色体の異常としてはもっとも一般的で、21番目の染色体が3本あることから「21トリソミー」とも呼ばれています。

ダウン症候群のある子どもは一人ひとり成長のペースが異なり、歩行や言葉の習得に少し時間がかかる場合があります。また、生まれつき心臓に疾患を抱えるケースもありますが、早期治療で改善が見込めることが多いです。

現在は医療環境の向上により、ダウン症候群の人々の平均寿命も大幅に延びています。学校生活や就労など、社会参加をしながら充実した日常を送ることが可能になっています。

エドワーズ症候群（18トリソミー）

エドワーズ症候群は、胎児が18番染色体を通常よりも1本多く持って生まれる先天的な病気です。この染色体異常により、赤ちゃんの体の発達に必要な遺伝子バランスが乱れ、さまざまな健康上の問題を引き起こします。

症状としては、胎内での発育が遅れたり、先天性の心臓疾患を伴ったりすることが多く、重症度も高い傾向にあります。そのため、多くの場合、胎児期または出生後間もなく非常に厳しい状態に直面することになります。

エドワーズ症候群は国の「小児慢性特定疾病」に指定されており、治療やケアにかかる医療費の助成制度を利用することができます。

パトウ症候群（13トリソミー）

パトウ症候群とは、通常よりも13番目の染色体が1本多いことによって引き起こされる、深刻な染色体異常症です。染色体の過剰によって、赤ちゃんの発育に重大な影響を与えます。

具体的には、心臓や脳、内臓に重い症状や奇形を伴うことが多く、胎児期から出産後まで生命にかかわる深刻な状態になることがあります。

パトウ症候群は日本において「小児慢性特定疾病」に指定されているため、医療費の公的助成を受けることができます。

性染色体の数の異常

ヒトの性別はX染色体とY染色体という2種類の性染色体の組み合わせによって決まります。一般的に女性は「XX」、男性は「XY」ですが、なかには通常と異なる染色体の組み合わせを持つこともあります。

これは、受精や細胞分裂の過程で性染色体が正常に分離しないことが原因で起こります。

具体的な例としては、X染色体が余分に1本加わった「トリプルX症候群（XXX）」や、「クラインフェルター症候群（XXY）」などが知られています。トリプルX症候群の場合は女性として、クラインフェルター症候群の場合は男性として出生します。

多くの場合、これらの染色体異常は症状が軽度で目立つことが少ないため、特別な検査を受けない限り気づかないまま過ごしている方もいます。

福井でNIPT検査を受けられる施設【おすすめ総合ランキング】

1.ミネルバクリニック｜業界最高水準・的中率100%*NIPT

ミネルバクリニックは、NIPT検査の精度の高さと手厚いサポートが評価されている人気のクリニックです。

その高い検査精度の秘密は、遺伝子分野でトップクラスの企業と独占的に連携していることにあります。そのため、検査結果の陽性・陰性の的中率は非常に高く、信頼できる結果を得ることが可能です。

また、検査前には遺伝専門医による無料カウンセリングを受けることができ、不安や疑問をしっかりと解決したうえで検査を受けられるのも特徴です。

NIPT検査を検討する際は、精度の高さや検査後のサポートが重要なポイントになりますが、ミネルバクリニックはその両方を満たす安心できるクリニックです。

プランと金額表 

検査内容	費用
ライトNIPT： 13(パトウ症候群) 18(エドワーズ症候群) 21(ダウン症候群)トリソミー 性染色体検査 性別 遺伝カウンセリング	176,000円
スタンダードNIPT： 13(パトウ症候群) 18(エドワーズ症候群) 21(ダウン症候群)トリソミー 微小欠失検査・4種 性染色体検査 性別 遺伝カウンセリング	198,000円
プレミアムNIPT： 13(パトウ症候群) 18(エドワーズ症候群) 21(ダウン症候群)トリソミー 微小欠失検査・8種 全染色体検査（異数性・部分欠失・部分重複） 性染色体検査 性別 遺伝カウンセリング	275,000円

評価

ミネルバクリニックは、高精度なNIPT検査と手厚いサポートが特徴で、多くの利用者から評価されています。検査前の遺伝専門医による丁寧なカウンセリングに加え、検査後のフォロー体制も万全。実績も豊富なため、安心して検査を受けられるでしょう。また、全国各地の94カ所の医療機関と提携しており、オンライン診療も可能なので、遠方の方でも利用しやすい点が魅力です。私も2人目の赤ちゃんを授かったときには、ミネルバクリニックでNIPT検査したいと思いました！

ライター佐藤

口コミ

基本情報

店舗名	ミネルバクリニック
アクセス	東京メトロ銀座線「外苑前駅」2b出口から徒歩1分東京メトロ銀座線・半蔵門線・都営大江戸線「青山一丁目駅」から徒歩9分東京メトロ銀座線・半蔵門線「表参道駅」から徒歩11分
住所	〒 107-0061　東京都港区北青山2-7-25　神宮外苑ビル1号館2階
電話番号	電話番号はクリニック公式ページからご確認ください
年齢制限の有無	なし　何歳でも受検可能
検査費用	ベーシック　17万6000円～
営業時間	10時ー14時/16時ー20時

月	火	水	木	金	土	日	祝
●	休み	休み	●	●	●	●	●

2.福井大学医学部附属病院｜

福井大学医学部附属病院は、永平寺町の福井大学松岡キャンパス内にある大学病院で、日本医学会から正式に認定された施設です。

NIPT検査を希望する場合は事前の遺伝カウンセリングが必須で、自分自身で電話予約を取る必要があります。

認定施設であるため、検査項目は「13トリソミー」「18トリソミー」「21トリソミー（ダウン症候群）」のみに限定され、幅広い項目を扱う他の医療機関と比較すると選択肢は限られます。

しかし、大学病院ならではの丁寧なサポート体制が整っており、不安を抱えやすい妊婦さんにとって、安心して検査を受けられる環境が整っています。安心感や丁寧さを重視する方におすすめの病院です。

福井大学医学部付属病院の詳細をみる

金額とプラン

検査内容	費用
A：基本検査： 13,18,21トリソミー検査 性染色体検査 性別判定	要確認

評価

遺伝診療の専門家による遺伝カウンセリングを受けられるなど、サポート体制が充実しているのが魅力です。NIPTを実施している基幹施設として、多くの妊婦さんにとって身近な存在となっています。認可施設であるため、検査項目が「13,18,21トリソミー」の3項目に限定されているのがネックですが、信頼度を重視したい人におすすめの病院といえます。

ライター佐藤

基本情報

店舗名	福井大学医学部付属病院
アクセス	JR福井駅西口（1番のりば）から役40分
住所	〒910-1193　　福井県吉田郡永平寺町松岡下合月23-3
電話番号	0776-61-3111
年齢制限の有無	ー
検査費用	要確認

営業時間	月	火	水	木	金	土	日	祝
完全予約制 受付時間：平日 8:30～17:00	●	●	ー	●	●	ー	ー	ー

※月・火・木は午後のみ、金は午前と午後

福井大学医学部付属病院の詳細をみる

3.ヒロクリニック｜検査結果は検体到着後1～3日にお届け

ヒロクリニックは、日本全国でNIPT検査を提供している医療機関であり、福井市に提携クリニックがあります。認定施設のような年齢制限や厳しい受検条件がないため、幅広い方が検査を受けることができます。

検査は国内のラボで解析され、提携クリニックであれば最短3日で結果を受け取れます。そのため、早期に検査結果を知りたい方にも向いています。また、希望に応じて有料の遺伝カウンセリングも受けることが可能であり、万が一陽性の場合でも専門家に相談しながら適切なサポートを得ることができます。

ヒロクリニックの詳細をみる

プランと金額

検査内容	費用
性染色体	77,000円
21番染色体： ダウン症候群	55,000円
18番染色体： エドワーズ症候群	55,000円
13番染色体： パトウ症候群	55,000円 (双子の場合82,500円)
1～22番染色体： 各染色体単体の検査	55,000円
ミニマムプラン： 13(パトウ症候群) 18(エドワーズ症候群) 21(ダウン症候群) 番染色体	99,000円 (双子の場合126,500円)
ライトプラン： 13(パトウ症候群) 18(エドワーズ症候群) 21(ダウン症候群) 番染色体/性別	132,000円 (双子の場合159,000円)
ミディアムプラン： 13(パトウ症候群) 18(エドワーズ症候群) 21(ダウン症候群) 番染色体/性別/全常染色体全領域部分欠失・重複疾患	198,000円 (双子の場合225,500円)
over35プラン： 1～22番染色体/性別	165,000円 (双子の場合192,500円)
おすすめプラン： 1～22番染色体/性別/一部染色体全領域部分欠失・重複疾患	220,000円 (双子の場合225,000円)
フルセットプラン： 1～22番染色体/性別/全常染色体全領域部分欠失・重複疾患	264,000円 (双子の場合291,500円)

評価

海外で検査を行うクリニックも多いなか、ヒロクリニックは国内で行っている点が魅力です。プランの種類が豊富で、ダウン症のみであれば比較的安く検査できるのもいいですね。

ライター佐藤

口コミ

基本情報

店舗名	ヒロクリニック【提携院】
アクセス	JR西日本北陸本線 福井駅　15分圏内 福井空港　から車で30分 駐車場あり
住所	福井県福井市
電話番号	電話番号はクリニック公式ページからご確認ください
年齢制限の有無	なし　何歳でも受検可能
検査費用	ベーシックプランH　86,680円～

月	火	水	木	金	土	日	祝
●	●	●	●	●	ー	ー	ー

ヒロクリニックの詳細をみる

福井でNIPT検査が受けられる施設

施設名

認証/非認証

提携先

検査 可能 妊娠 週

医師の 専門 分野

遺伝 カウ ンセ リン グ

費用

13，18， 21染色体 基本検査

全染色体

微小欠失

胎児 の 性別

結果 開示 まで

住所

電話番号

福井大学医学部 附属病院

認証

ー

要相談

遺伝

〇

要確認

〇

要確認

福井県吉田郡永平寺町松岡下合月23-3

0776-61-3111

ヒロクリニック 宮崎提携院

非認証

ヒロクリニック

コースによって異なる

要確認

〇

86,680円～

〇

〇

〇

〇

最短3日

福井県福井市

ホームページにて確認

NIPT検査を受けるメリット

▼知ることのメリット

妊娠の初期段階で胎児の健康状態を確認するための検査には、さまざまな種類があります。

そのひとつであるNIPT（新型出生前診断）は、胎児に染色体異常があるかどうかを調べることができる検査で、比較的早期に赤ちゃんの健康状態を知ることが可能です。検査を通して胎児の状況が早めにわかることで、心理的な心構えができたり、必要に応じた医療的なケアを早期から検討できたりします。

もし検査結果が陽性だった場合は、医師や遺伝カウンセラーなど専門家と十分に相談しながら、どのような対応が望ましいかを検討することが重要です。

どのような結果が出たとしても、家族にとって最良の選択をするためには、正確な情報を得て、専門家の支援を受けながら判断していくことが求められます。

検査が簡単

NIPT検査は、採血のみで完了するという手軽さが魅力。

従来の羊水検査では、お腹に針を刺して羊水を採取する必要がありましたが、NIPTでは腕から10mlほどの血液を採取するだけです。

検査時間も約5〜10分程度で終わるため、忙しい妊婦さんでも負担なく受けられます。

また、検査のための特別な前処理や食事制限も必要ないため、当日の生活スタイルを大きく変える必要がないのも嬉しいポイントです。

母親へのリスクなし

NIPT検査は母体や胎児に対して安全性が非常に高い検査方法です。

母体から採取した血液中に含まれる胎児由来のDNA断片を分析するため、胎児への直接的な影響はまったくありません。

従来の羊水検査では流産リスクが約0.3%程度あると言われていましたが、NIPTではそのようなリスクがゼロです。

妊娠初期は特に不安が大きい時期ですが、リスクなく検査ができることで精神的な安心感も得られます。

また、検査後の体調不良などの副作用も報告されていないため、検査当日も普段通りの生活を送ることができます。

検査精度が高い

NIPT検査は非常に高い精度で染色体異常を検出することができます。

ダウン症候群（21トリソミー）については、検出率が約99%以上と非常に高く、偽陽性率も0.1%以下と信頼性の高い結果が得られます。

また、18トリソミーや13トリソミーなどの他の主要な染色体異常についても95%以上の高い検出率を誇ります。

こうした高精度の検査結果によって、より確かな情報に基づいた出産への準備や心の準備をすることができます。

早期に検査可能

NIPT検査は妊娠初期から受けることができるため、早い段階で胎児の健康状態を知ることができます。

一般的に妊娠10週目から検査が可能となり、従来の羊水検査（15〜18週）よりも早く結果を知ることができます。

早期に検査結果が分かることで、もし染色体異常が見つかった場合でも、その後の詳細検査や出産に向けての準備を余裕をもって行うことができます。

また、検査から結果が出るまでの期間も約1〜2週間程度と比較的短いため、長期間不安な気持ちで過ごす負担も軽減されます。

早い時期に「低リスク」という結果を得られれば、残りの妊娠期間をより前向きな気持ちで過ごすことができるでしょう。

NIPT検査を受けるデメリット

一般的に高額である

NIPT検査は保険適用外の自費診療であるため、費用が高額になるという大きなデメリットがあります。

福井県内のNIPT実施クリニックでは、一般的に検査費用が15万円〜20万円程度かかります。

この費用には検査料だけでなく、初診料や結果説明の費用も含まれていますが、家計への負担は決して小さくありません。

また、検査で「陽性」と判定された場合、確定診断のための羊水検査などが必要となり、さらに追加費用がかかることも考慮しなければなりません。

費用項目	一般的な価格帯目安
NIPT検査費用	15万円〜20万円
初診・カウンセリング料	5,000円〜10,000円（含まれる場合も）
追加オプション検査	2万円〜5万円（性別判定など）
陽性時の確定検査（羊水検査等）	10万円〜15万円（別途）

このような高額な費用負担が、経済的に余裕のない方々にとっては大きな障壁となることがあります。

そのため、検査前に費用と保険の適用範囲について十分理解し、家族で話し合っておくことをおすすめします。

先天性疾患がすべて分かるわけではない

NIPT検査は主要な染色体異常を高精度で検出できますが、すべての先天性疾患を発見できるわけではないという限界があります。

この検査で分かるのは主に13・18・21番染色体の数的異常（トリソミー）や性染色体の異常に限られています。

先天性心疾患や神経管閉鎖障害、単一遺伝子疾患など、多くの先天性疾患はNIPT検査では発見できません。

たとえば、ダウン症の約95%は染色体異常によるものですが、その他の発達障害や自閉症スペクトラム障害などはNIPTでは検出できないのです。

また、NIPTはあくまでスクリーニング検査であり、「陽性」結果が出ても確定診断にはなりません。

確定診断のためには羊水検査などの侵襲的検査が必要となるため、NIPT検査だけで安心することはできないのです。

このような検査の限界を正しく理解せずに受検すると、「すべて分かる検査」という誤った認識により、後の失望や不安を招くことになりかねません。

NIPTクリニック選びのポイント

認証施設なのか非認証施設なのか

NIPT検査を提供するクリニックは大きく「認証施設」と「非認証施設」に分けられます。この違いを理解することが、信頼できる検査を受けるための第一歩です。

	認証施設	非認証施設
調べられる項目	13,18,21トリソミーのみ	13.18.21トリソミーに加え、 全染色体異常、性別・ 性染色体の数の異常、 微小欠失、部分欠失・部分重複
検査で分かる疾患	ダウン症、エドワーズ症候群、パトウ症候群	ダウン症、エドワーズ症候群、パトウ症候群、 劣性遺伝子疾患、優性遺伝子疾患、 性染色体異数性、微小欠失症候群 （※調べられる項目数は施設により異なる）
誰でも受けられる？	施設によっては妊婦検診受検や、 分娩予定の妊婦さんのみ受付 紹介状が必要な場合も 夫婦同伴が必要 施設により35歳以上の年齢制限あり	誰でも受検可能 紹介状不要 年齢制限なし 夫婦同伴不要
遺伝カウンセリング	ある	施設により手厚い 遺伝カウンセリングがある
遺伝専門医	在籍	稀に在籍がないクリニックがあるので確認が必要
通院回数	3回	1回
結果までの日数	2週間程度（施設による）	数日から2週間程度（※施設による）
かかる費用	15～20万程度	15～20万円程度 ※数万円の安価NIPTは注意が必要

認証施設とは？

認証施設とは、日本医学会や日本産科婦人科学会が認定した公式なNIPT実施機関です。

国の厳しい基準を満たし、高い医療水準と倫理観を持つ医療機関だけが認定を受けることができます。

福井県内の認証施設は限られていますが、認証を受けた医療機関では専門的な遺伝カウンセリングを必ず受けることができます。

認証施設の最大の特徴は、検査前と検査後の両方で専門的なカウンセリングが提供されることです。

認証施設のメリット	詳細
専門的なカウンセリング	遺伝専門医や認定遺伝カウンセラーによる丁寧な説明
高い検査精度	厳格な品質管理による信頼性の高い検査結果
検査後のサポート体制	陽性結果が出た場合の確定検査や心理的サポートが充実
医療連携体制	必要に応じて高次医療機関への紹介がスムーズ

非認証施設とは？

非認証施設は、学会の認定を受けていない民間のクリニックや医療機関で、独自の基準でNIPT検査を提供しています。

非認証施設では年齢制限がなく、妊婦さんの希望だけで検査を受けられることが多いです。

しかし、非認証施設では遺伝カウンセリングの質にばらつきがあり、結果が陽性だった場合のフォロー体制が不十分なケースもあります。

特に検査結果の解釈や今後の選択肢について十分な説明がないと不安や混乱を招く恐れがあるので、信頼できるクリニックを選ぶことが大切です。

カウンセリング体制はしっかりしている？

NIPTは単なる検査ではなく、その結果が妊婦さんとご家族の重要な決断につながる可能性があるため、カウンセリング体制の充実度は非常に重要です。

質の高いカウンセリングでは、検査の目的、方法、限界、想定されるメリットとデメリットについて詳しく説明されます。

また、単に検査を勧めるのではなく、「検査を受けない選択肢」についても公平に説明してくれる施設を選ぶことが大切です。

検査結果が出た後のカウンセリングも重要で、特に陽性結果が出た場合は専門的な説明と心理的サポートが必要になります。

福井県内のクリニックを選ぶ際は、事前に電話やウェブサイトで「カウンセリングにどれくらいの時間をかけているか」「専門のカウンセラーがいるか」を確認することをおすすめします。

費用面のアフターカバーの充実がしているか？

NIPT検査は高額な自費診療であるため、費用面でのサポート体制も重要なポイントです。

良質なクリニックでは、検査費用に含まれるサービスと別途費用がかかるものを明確に提示しています。

たとえば、陽性結果が出た場合の確定検査（羊水検査など）の費用や補助制度についての説明も事前に受けられると安心です。

一部のクリニックでは、陽性結果が出た場合の確定検査費用を一部負担してくれる「アフターカバー制度」を設けている場合があります。

また、医療ローンや分割払いに対応しているかどうかも、経済的な負担を軽減するために確認しておきたいポイントです。

福井県内のクリニックを比較する際は、単に初期費用だけでなく、このようなアフターケアの費用面もしっかりと確認することで、予想外の出費を避けることができます。

申し込みの流れ

NITP検査の申し込み手順はどのような流れになるのか、気になりますよね。

ここでは、一般的な申し込みの流れをご紹介します。

1. NIPT検査を予約
2. 検査前遺伝カウンセリング
3. 採血によりNIPT検査を実施
4. 結果報告

4つのステップを解説していきます。

1.NIPT検査を予約

NIPT検検査を希望する場合は、まず自分が通院している産婦人科で検査を実施しているか確認しましょう。もし実施されている場合は、妊娠9週目〜10週目頃までに担当医に相談することが望ましいです。

通院中の病院で検査が行われていない場合は、外部の医療機関を利用して検査を受けることができます。その際は、自分の希望に合ったクリニックを事前に調査し、早めに予約を取るようにしましょう。

複数のクリニックを比較検討し、自分に最も合った施設を選ぶことが、安心して検査を受けるためのポイントです。

2.検査前遺伝カウンセリング

NIPT検査を受ける前には、遺伝に関するリスクや疾患を理解するために遺伝カウンセリングを受けることが推奨されています。

遺伝カウンセリングでは、家族の病歴や自身のリスクについて専門家と詳しく話し合い、検査に対する理解を深めることができます。また、プライバシーや個人情報は厳重に守られるため、安心して相談が可能です。

正確な検査結果の理解と適切な選択を行うために、積極的に遺伝カウンセリングを利用するとよいでしょう。

3.NIPT検査の実施方法（採血）

NIPT検査は妊婦さんからの採血を通じて実施されます。採血方法や実施のタイミングについては、クリニックや病院ごとに異なる場合があります。

クリニックによっては遺伝カウンセリングと同日に採血を行うところもあれば、別の日に採血を設定しているところもあります。あらかじめ検査を行う施設に確認を取り、自分のスケジュールに余裕を持って調整することが大切です。

予約が必要な施設も多いため、早めに準備を進めることが検査を円滑に受けるためのコツです。

4.NIPT検査結果の報告

NIPT検査の結果が判明するまでの期間は、一般的に1週間〜10日程度です。検査結果は、「陰性」「陽性」「判定保留」の3種類に分かれます。

陰性の場合

陰性の結果は、胎児に染色体異常がある可能性が非常に低いことを示します。ただし、あくまで可能性が低いということであり、完全に否定できるわけではありません。

陽性の場合

陽性の結果は、胎児に染色体異常が存在する可能性を示します。この場合、さらに詳しい診断（羊水検検査などの確定診断）を受けるべきかどうかを医師と相談して決定します。

判定保留の場合

検査結果が明確でない場合は、医師と再検査の必要性を相談します。

いずれの場合でも、医師や専門家とよく話し合い、自分や家族にとって最善の選択をすることが重要です。不安や疑問があれば遠慮なく医師に相談しましょう。

NIPT検査をおすすめするのはこんな方

NIPT検査は全ての妊婦さんに必須というわけではありませんが、35歳以上の妊婦さんは染色体異常のリスクが統計的に高まるため、早期に正確な情報を得られるNIPT検査が安心につながります。

また、過去に染色体異常のある子どもを出産した経験をお持ちの方も、NIPT検査の対象として適しています。

そのほか、NIPT検査をおすすめするのは以下のような方です。

NIPT検査をおすすめしたい方	理由
35歳以上の妊婦さん	年齢とともに染色体異常リスクが上昇するため
過去に染色体異常児を出産した経験のある方	再発リスクの評価に役立つため
妊娠中の不安が強い方	精神的負担の軽減につながるため
羊水検査などの侵襲的検査を避けたい方	流産リスクなく検査できるため
妊娠初期に情報を得たい方	早期から適切な準備ができるため

妊娠に関する強い不安を感じている方にとっても、NIPT検査は精神的な安心につながります。

妊娠中は様々な不安が生じるものですが、特に胎児の健康状態に関する心配が強い場合、高精度な検査結果によって不必要な心配を減らすことができます。

NIPT検査をおすすめ出来ない方

一方で、NIPT検査が必ずしも適していない、あるいはむしろ受けないほうが良いケースもあります。以下のような方は、検査を受ける前に慎重な検討が必要です。

NIPT検査をおすすめできない方	理由
結果に関わらず出産の意思が変わらない方	検査の結果が意思決定に影響しないため
心理的負担への準備ができていない方	陽性結果に対する心の準備が必要なため
検査の限界を理解していない方	誤った安心感を持つ危険性があるため
経済的負担が大きすぎる方	高額な費用が家計を圧迫する可能性があるため
パートナーとの意見が一致していない方	結果解釈で意見の相違が生じる可能性があるため

検査結果にかかわらず、出産の意思が変わらない方にとっては、NIPT検査のメリットが限定的になる場合があります。

「どのような結果でも我が子として育てたい」という強い思いをお持ち場合、検査結果によって決断が変わらないため、むしろ不必要な不安を抱える可能性も。

そのような場合は、福井県内の産婦人科医師やカウンセラーに相談し、本当に検査が必要かどうかを検討することをおすすめします。

遺伝カウンセリングについて

遺伝カウンセリングは、NIPT検査を受ける前後に抱く不安や疑問について専門家に相談できる貴重な機会です。

検査を受ける前には、以下のような点について詳しく質問・相談することができます。

• 検査の詳しい内容や手順について
• 検査結果の正しい理解とその限界について
• 結果が出た後に考えられる選択肢や対応方法について

また、検査終了後には、結果の詳しい解説や今後どのような選択肢があるかなど、具体的なアドバイスを受けることが可能です。

遺伝カウンセリングの費用は、施設によって差がありますが、一般的には5,000〜10,000円前後です。保険が適用されることもあるため、事前に施設や担当医に確認しておくことをおすすめします。

カウンセリングを希望する場合は、まず通院している産婦人科の医師に相談しましょう。適切な専門施設を紹介してもらえることもあります。

主に相談可能な専門家は以下の通りです。

• 臨床遺伝専門医：医学的な診断や検査結果に関する詳しい説明を行います。
• 認定遺伝カウンセラー：遺伝に関する心理的なサポートを中心に相談に応じます。

また、オンラインで相談できるサービスや、日本遺伝カウンセリング学会のサイトを活用して専門家を探すことも可能です。

多くの施設では家族と一緒に参加することが認められているため、大切な人とともにカウンセリングを受けることで、より納得のいく選択につながります。

Q＆A

NIPT検査で何がわかるの？

NIPT検査では主に胎児の染色体数の異常を調べることができます。

母体の血液に含まれる胎児由来のDNA断片を分析することで、特定の染色体異常を高い精度で検出します。

主に検出できるのは、21トリソミー（ダウン症候群）、18トリソミー（エドワーズ症候群）、13トリソミー（パトー症候群）という3つの代表的な染色体異常です。

これらは胎児の命や発達に大きく影響する可能性がある重要な染色体異常です。

検出可能な主な染色体異常	特徴
21トリソミー（ダウン症候群）	知的発達の遅れ、特徴的な顔貌、心臓疾患の合併など
18トリソミー（エドワーズ症候群）	重度の発達遅滞、多臓器の奇形、生存率が低い
13トリソミー（パトー症候群）	脳や顔面の異常、心臓疾患、生存率が非常に低い

また、オプションで性染色体（X・Y染色体）の数的異常や、胎児の性別を調べることも可能です。

ただし、NIPTでは染色体の微細な構造異常や、単一遺伝子疾患、先天異常などは調べられないという限界もあります。

福井県内のクリニックでは、検査前のカウンセリングで「何がわかって何がわからないか」を詳しく説明してくれるため、疑問点はその際に相談するとよいでしょう。

NIPTで陰性なら安心ということ？

NIPT検査で「陰性（低リスク）」の結果が出ても、すべての先天的な問題がないと保証されるわけではありません。

NIPT検査は非常に精度が高いものの、検査できる染色体異常が限られているため、その他の先天性疾患などを発見することはできません。

たとえば、心臓の先天性疾患や口唇口蓋裂、神経管閉鎖障害などはNIPTでは検出できず、これらは超音波検査などの他の検査で確認する必要があります。

また、NIPTが対象とする染色体異常についても、100%の検出率ではないため、ごく稀に見逃しが生じる可能性も理解しておく必要があります。

このため、NIPT検査で陰性結果が出た場合でも、通常の妊婦健診を継続して受けることが非常に重要です。

NIPT検査はいつ受ければいいの？

NIPT検査は妊娠10週から受けることができ、一般的には妊娠10〜16週の間に受検するのが最適です。

この時期は胎児由来のDNAが母体血液中に十分量存在し、かつ検査結果を受けての選択肢を考える時間的余裕があるためです。

妊娠初期の段階で検査を受けることで、もし陽性結果が出た場合に確定検査としての羊水検査（通常15〜18週で実施）のタイミングにも間に合います。

また、検査から結果が出るまでには通常1〜2週間かかるため、その待機期間も考慮して計画しましょう。

妊娠週数	NIPT検査関連のスケジュール
妊娠10週〜	NIPT検査受検可能期間開始
妊娠10〜13週	最も推奨される検査時期
検査後1〜2週間	結果報告
妊娠15〜22週	必要に応じた羊水検査

高齢出産はリスクが大きい？

母体年齢が上がるにつれて、染色体異常のリスクは統計的に高まることが明らかになっています。

これは加齢に伴い卵子の質が変化することが主な原因で、特に35歳を超えるとリスクが徐々に上昇し始めます。

しかし、高齢妊娠だからといって必ずしも問題が生じるわけではありません。

福井県内でも多くの高齢妊婦さんが健康な赤ちゃんを出産されており、適切な妊婦健診と必要に応じた検査を受けることで、リスクを適切に管理することが可能です。

また、現代の医療技術の進歩により、高齢出産に伴うリスクも以前より軽減されてきています。

大切なのは、リスクを正しく理解した上で、適切な産前ケアを受けることです。

まとめ

ここまで福井県内のNIPTクリニックを紹介してきましたがいかがでしたか？NIPTクリニックをお選びになる際には、こちらの記事を参考にしてみてください。

福井県でNIPT検査を検討している方に特におすすめできるのは「ミネルバクリニック」です。医療関係者からも高く評価されるこのクリニックは、精度が極めて高く信頼性が抜群です。また、遺伝専門医による無料の事前カウンセリングが行われており、一人ひとりに合った最適な検査プランを提案してもらえることも大きな魅力です。

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