妊娠8週ならNIPT(出生前診断)は受けられる?メリット・デメリットや注意点についても解説

NIPT8週

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妊婦検診では調べられないダウン症などの疾患を赤ちゃんが持っているかどうか、リスクなく調べられるNIPT検査。2013年に日本でも始められてから年々多くの妊婦さんが受検されています。

妊娠8週になったら、もうNIPT検査って受けられるの?

少しでも早くNIPTを受けて、赤ちゃんの様子を知りたい

という妊婦さんもたくさんいらっしゃるでしょう。
結論からいうと、NIPTは妊娠8週でも検査可能です。ただし妊娠早期のNIPTには、「検査の正確性」など注意が必要な場合もあります。早期NIPTをご検討の方にぜひ読んでもらいたい内容をまとめました。

目次

NIPTはいつから調べられる?

6週NIPT 1

NIPT検査って妊娠何週から調べられるの?クリニックによって違いはある??

クリニックによっていつから調べられるかは異なっています。
認証施設の多くは妊娠9週~一部の非認証施設では6週から検査ができます。

認証施設非認証施設
いつから調べられる?ほぼ9週~8週~可能なクリニックも
8週からNIPT可能なクリニック🏣比較
調べられる項目13,18,21トリソミーのみ13.18.21トリソミーに加え、
全染色体異常、性別・
性染色体の数の異常、
微小欠失、部分欠失・部分重複
検査で分かる疾患ダウン症、
エドワーズ症候群、
パトウ症候群のみ
ダウン症、エドワーズ症候群、パトウ症候群に加え、
劣性遺伝子疾患、優性遺伝子疾患、
性染色体異数性、微小欠失症候群
(※調べられる項目数は施設により異なる)
誰でも受けられる?妊婦検診受検や、
分娩予定の妊婦さん

のみ受付
(※施設により)
紹介状が必要な場合も
夫婦同伴が必要
施設により35歳以上の年齢制限あり
誰でも受検可能
紹介状不要
年齢制限なし
夫婦同伴不要
遺伝カウンセリングある施設により手厚い
遺伝カウンセリングがある
遺伝専門医在籍稀に在籍がないクリニックあり
※確認が必要
通院回数3回1回
結果までの日数2週間程度(施設による)数日から2週間程度(※施設による)
かかる費用15~20万程度15~20万円程度
※数万円の安価NIPTは注意が必要
NIPTの「認証施設」と「非認証施設」の比較

認証施設が9週からNIPTを受けつけている理由って?

6週NIPT 2

NIPT検査の仕組みは、お母さんの血液内に存在している赤ちゃんのDNAを調べることで、赤ちゃんが染色体異常を持っている可能性がわかるというものです。

胎盤を通して赤ちゃんのDNAがお母さんの血液中に流れ始めるのが妊娠6週目ごろ。妊娠週数が進むにつれて次第に血液中の赤ちゃんのDNA量が増えていきます。

妊娠初期では、お母さんの血液内の赤ちゃんのDNA量がまだ十分ではないため、正確な検査結果を出すことが難しいとされています。そのため、認証施設では9週からのNIPTを受け付けているクリニックがほとんどです。

8週からNIPTで調べられる?

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ネットで、6週から調べられるという非認証クリニックを見つけたんだけど…

世界最先端のNIPT検査機関を用いているクリニックでは、6週から検査可能です。
ただし、中には検査の正確性が危ういクリニックもあるのが事実正しい結果が知りたいなら、NIPT検査機関と検査機器を選びましょう。

それぞれのクリニックで、異なるNIPT検査機関や検査機器を用いているため、事前にチェックしてみましょう。

妊娠3~4週目の時点でも、赤ちゃん由来のDNAは少しずつお母さんの血液に流れ出しています。ですが、検査をするには微量すぎるため、早期検査可能なクリニックでも基本的には6週以降にNIPT検査を行っています。

日本は残念ながら、遺伝子分野においては後進国です。
ヨーロッパやアメリカなど、遺伝子分野の最先端の技術を持つ海外の検査機関を用いているクリニックを選びましょう。

なぜなら、日本のNIPT検査機器はすべて「研究用」研究用の検査機器では、妊娠早期には正確な結果を出すことが難しいためです。海外のNIPT検査機器は「医療用」を用いており、妊娠早期でも正確な検査結果を出せるのです

▼NIPT検査機関と検査機器についてもっと詳しく

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8週からのNIPTで2回検査する理由って?

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NIPTで2回検査ができるクリニックを見つけました!

NIPT検査は基本的に1度で結果がでるものです。
早期NIPTで2回検査をしている場合、
検査精度が正確ではない場合も多い
ため注意が必要かもしれません。

NIPT検査では、ごく稀にある判定不能・溶血などが起こった場合を除き、基本的に1度の妊娠で2回受ける必要はありません。

早期NIPTを行うクリニックで、2回検査を行っている場合、初回の検査では検査精度が充分ではなく正確性に欠けるため、
10週以降に再度検査を行っているところがほとんど
です。

えっ…同じ料金で2回も受けられてお得だと思ってた…

一部の非認証施設では、妊娠4週目から検査可能とうたっているクリニックもあるようです。
内情は、1回目の結果は参考値である場合がほとんど
正確な結果を知りたいなら2回検査を受ける必要があります。

このようなNIPT業界の内情は通常知られていません。
本来は2回目の検査を受けることが必要なのに、クリニック側もその事実を公にはしていません。そのため1回目の検査では問題がなかったため2回目を受けなかったり、体調不良などで受けずにそのままにしてしまう方も少なからずいらっしゃいます。

そうした場合、正しい結果を受け取ることができなくなってしまっているのが現状です

早期NIPTで2回NIPTをうたっているクリニックでは、正確な結果を出したいなら2回目も必ず受けましょう。

NIPT検査を1回ですませたい方は、海外のNIPT検査機関「医療用」の検査機器を用いている検査精度の高いクリニックを選ぶ必要があります。

8週からのNIPT検査、結果は正確なの?

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8週からのNIPTでも正確な検査結果がだせます。ただし、海外の検査機関や「臨床用」のNIPT検査機器を使っているクリニックに限ります。

国内の検査機関が用いている「研究用」のNIPT検査機器では、残念ながら早期NIPTでは正確な結果は期待できません。なぜなら、研究用NIPT検査機器ではお母さんの血液内に赤ちゃんのDNAがまだ全く含まれていなかったとしても検査結果が出てしまうためです。
早期NIPTを検討される妊婦さんはくれぐれも、そのクリニックの検査機関や検査機器のチェックを忘れないようにしてください。

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妊娠8週でNIPTを受けるメリットとデメリットは?

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早期NIPTにおけるデメリットとして、流産があげられるでしょう。
妊婦さんのうち6~7人に1人妊婦さん全体の約15%)は残念ながら流産されています。

※妊娠週別よる流産の確率
妊娠5~7週の期間に全流産の22~44%
妊娠8~12週に34~48%
妊娠13~16週では6~9%
NIPTを受けたのに、その後流産してしまったという妊婦さんもいるようです。12週未満の流産である「早期流産」が約8割以上占めているのが現状です。

メリットとして、早く赤ちゃんの健康状態がわかることがありますが、早期NIPTを行っているクリニックの中には結果の正確性に欠ける場合もあるため、NIPTクリニック選びには充分な注意が必要だといえるでしょう。

NIPT検査のスケジュールについて注意点

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NIPTは「非確定検査」です。もし陽性結果がでても赤ちゃんが障害を持っていると決まったわけではありません。次に「確定検査」を受けて、診断を確定する必要があります。「確定検査」である羊水検査は、受けてから結果が出るまでは2、3週間前後かかります。万が一陽性が出た場合に中絶も視野に入れている方は、日本の法律では妊娠22週未満までになるため要注意です。

NIPTは妊娠中期でも受検することはできますが、おおよそ14週頃までには受けておいたほうが安心でしょう。早期NIPTでは、今後のことを余裕をもって検討できます。

妊娠8週のNIPT まとめ

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妊娠8週のNIPTは可能

国内「研究用」のNIPT検査機器を使用しているクリニックでは、
 早期NIPTの結果精度に難あり😱
 ⇒ 正確な結果がでる、海外「医療用」NIPT検査機器を使用しているクリニックを選ぼう

妊娠早期は流産のリスクあり
 赤ちゃんの心拍確認ができてから受けるのがオススメ
 ⇒ NIPT検査前に当日エコーで心拍確認をしてくれるクリニックもあるため、事前に確認してみよう。

▼「NIPTはいつから受けられる?」についてもっと詳しく

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