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通常の妊婦検診だけでは分からない、おなかの赤ちゃんの健康状態を調べられるNIPT。
NIPTって6週からでも受けられるの?
なるべく早く調べて安心したい
という妊婦さんも多いですよね。
結論からいうと、NIPTは妊娠6週から検査可能です。ただし妊娠早期のNIPTには、検査の正確性など注意が必要な場合もあります。早期NIPTをご検討の方にぜひ読んでもらいたい内容をまとめました。
NIPTはいつから調べられる?
NIPTクリニックは沢山あるけれど、
どこで受けても調べられる時期は一緒なの?
いいえ、クリニックによって異なります。
認証施設の多くは妊娠9週~、一部の非認証施設では6週から検査を受け付けています。
認証施設 | 非認証施設 | |
いつから調べられる? | 9週~ | ほぼ6週~可能なクリニックも ⇒6週からNIPT可能なクリニック🏣比較 |
調べられる項目 | 13,18,21トリソミーのみ | 13.18.21トリソミーに加え、 全染色体異常、性別・ 性染色体の数の異常、 微小欠失、部分欠失・部分重複 |
検査で分かる疾患 | ダウン症、 エドワーズ症候群、 パトウ症候群のみ | に加え、 ダウン症、エドワーズ症候群、パトウ症候群 劣性遺伝子疾患、優性遺伝子疾患、 性染色体異数性、微小欠失症候群 (※調べられる項目数は施設により異なる) |
誰でも受けられる? | 妊婦検診受検や、 分娩予定の妊婦さん のみ受付(※施設により) 紹介状が必要な場合も 夫婦同伴が必要 施設により35歳以上の年齢制限あり | 誰でも受検可能 紹介状不要 年齢制限なし 夫婦同伴不要 |
遺伝カウンセリング | ある | 遺伝カウンセリングがある | 施設により手厚い
遺伝専門医 | 在籍 | ※確認が必要 | 稀に在籍がないクリニックあり
通院回数 | 3回 | 1回 |
結果までの日数 | 2週間程度(施設による) | 数日から2週間程度(※施設による) |
かかる費用 | 15~20万程度 | 15~20万円程度 ※数万円の安価NIPTは注意が必要 |
認証施設が9週からNIPTを受けつけている理由って?
NIPT検査は、お母さんの血液内に存在している赤ちゃんのDNAを調べて、赤ちゃんが染色体異常を持っている可能性を調べます。
妊娠初期だと、お母さんの血液内にある赤ちゃんのDNA量がまだ十分ではなく、正確な結果を出すことが難しいとされています。そのため、認証施設では9週からのNIPTを受け付けているクリニックがほとんどです。
6週からNIPTで調べられる?
一部の非認証クリニックで、6週から調べられると書いてあるけど…
世界最先端のNIPT検査機関を用いているクリニックでは、6週から検査可能です。
それぞれのクリニックで、異なるNIPT検査機関や検査機器を用いているため、早期NIPTを受けようと検討中のクリニックの検査機関や検査機器をチェックしてみましょう。
日本は残念ながら、遺伝子分野においては後進国です。
ヨーロッパやアメリカなど、遺伝子分野の最先端の技術を持つ海外の検査機関を用いているクリニックを選びましょう。
なぜなら、日本のNIPT検査機器はすべて「研究用」。研究用の検査機器では、妊娠早期には正確な結果を出すことが難しいためです。海外のNIPT検査機器は「医療用」を用いており、妊娠早期から正確な検査結果を出すことが可能です。
▼NIPT検査機関と検査機器についてもっと詳しく
6週からのNIPTで2回検査する理由って?
早期NIPTで2回検査ができるクリニックもあるの?
NIPT検査は基本的に1度受ければOKです。
早期NIPTで2回検査をしている場合、
検査精度が正確ではない場合も多いため注意しましょう。
NIPT検査では、ごく稀に判定不能や溶血などで再検査が必要な場合もありますが、
基本的に1度の妊娠で2回受ける必要はありません。
早期NIPTを行うクリニックで、2回検査を行っている場合、初回の検査では検査精度が充分ではなく正確性に欠けるため、
10週以降に再度検査を行っているところがほとんどです。
えっそうなんだ…2回も受けられてお得だと思ってた…
妊娠4週目からできるところもみかけますが
これは、1回目の結果は参考値である場合がほとんどで
2回検査を受ける必要があります。
ただときどき、1回目の検査では問題がなかったため2回目を受けなかったり、
体調不良などで受けられない方がいる場合もあります。
その場合、正しい結果を受け取ることができないためとても問題です。
早期NIPTで2回NIPTをうたっているクリニックでは、2回目も必ず受ける必要あり。
1回でNIPT検査をすませたいなら、海外のNIPT検査機関で「医療用」の検査機器を用いている検査精度の高いクリニックを選びましょう。
6週からのNIPT検査、結果は正確なの?
海外の検査機関や「臨床用」のNIPT検査機器を使っているなら、6週からのNIPTでも正確な検査結果がだせます。
国内の検査機関が用いている「研究用」のNIPT検査機器では、お母さんの血液内に赤ちゃんのDNAがまだ全く含まれていなかったとしても検査結果が出てしまいます…。つまり、早期NIPTでは正確な結果は期待できません。
早期NIPTを検討される妊婦さんはくれぐれも、そのクリニックの検査機関や検査機器のチェックを忘れないようにしてください。
妊娠6週でNIPTを受けるメリットとデメリットは?
全体の約15%、妊婦さんのうち6~7人に1人は残念ながら流産されています。
妊娠週別よる流産の確率は以下の通りです。
妊娠5~7週の期間に全流産の22~44%
妊娠8~12週に34~48%
妊娠13~16週では6~9%
12週未満の流産である「早期流産」が約8割以上を占めているため、中にはNIPTを受けたけれど流産してしまったという妊婦さんもいるようです。
早期NIPTを受けることでおなかの赤ちゃんが健康かどうか知ることができ、安心できるというメリットがある反面、早期NIPTを行っているクリニックの中には結果の正確性に欠ける場合もあるため、NIPTクリニック選びには充分な注意が必要だといえるでしょう。
NIPT検査のスケジュールについて注意点
NIPTは「非確定検査」のため、もしも陽性結果がでた場合は「確定検査」を受けて、診断を確定する必要があります。「確定検査」である羊水検査は、受けてから結果が出るまで2、3週間前後かかりますし、もしも中絶を考えたとき、日本では妊娠22週未満までと法律で定められています。
妊娠週数がすすんでもNIPTを受けることはできますが、その後の検査の流れなどを考えると、おおよそ14週頃までには受けておいたほうがよいでしょう。早期NIPTでは、時間的にも十分な余裕をもって今後のことを検討することが可能です。
妊娠6週のNIPT まとめ
・妊娠6週のNIPTは可能
・国内で「研究用」のNIPT検査機器を使用しているクリニックでは、
早期NIPTの結果精度に難あり😱
⇒ 海外の「医療用」NIPT検査機器を使用しているクリニックを選ぼう
・妊娠早期は流産の可能性も高いため
赤ちゃんの心拍確認ができてから受けるのがオススメ
⇒ クリニックによっては、NIPT検査前に当日エコーで心拍確認をしてくれる場合もあります。
▼「NIPTはいつから受けられる?」についてもっと詳しく